こんにちは、rueです。
今回は2011年に登録された岩手の「平泉ー仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群ー」を紹介していきます。
平泉ー仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群ー
藤原清衡をはじめとする奥州藤原氏3代によって生み出された景観で、「中尊寺(金色堂)」「毛越寺」「観自在王院跡」「無量光院跡」「金鶏山」の5つの資産で構成されています。
中尊寺
1126年、藤原清衡が建立した寺院です。
奥州の戦いでの敵味方関係なく、浄土へ導こうとした清衡の強い願いで建てられたと言われています。
とても平和的で高い芸術性を感じます。
気づけば、中尊寺は三度訪れていますが、毎回見る角度の違いや新しい気付きがあり、全く飽きることはありません。
金色堂
金色堂は、1124年に清衡が建立した阿弥陀堂です。
中尊寺の中では唯一現存する建物です。
残念ながら中は撮影禁止ですが、15キロ(創建当時は150キロ)の金が使われているそうで、目にも鮮やかな美しい堂内です。
方三間*の仏堂建築としては、国内最古となります。
※正方形の一辺に柱が4本あり、柱の間が3つあること。
毛越寺
毛越寺は、2代目基衡が造営した寺院です。
元々は、慈覚大師円仁が開山し、その後2代基衡、3代秀衡の時代に造営されました。
浄土式庭園の代表作で、池に映る対照的な緑が本当に美しいです。
庭園にある鑓水は、日本で唯一かつ最大のもので見どころです。
観自在王院跡
こちらは、2代基衡の妻が建立した寺院跡です。
夫が造営した毛越寺の東に隣接しており、とても感慨深いものがありました。
金鶏山
平泉中心部にある標高98.6メートルの信仰の山で、仏国土(浄土)を表現するための重要な役割を持っていました。
登山口には源義経の妻子の墓が建てられています。
無量光院跡
3代基衡が建立した寺院跡です。
宇治の平等院鳳凰堂をモデルにしたと言われ、4月と8月、金鶏山山頂に夕日が落ちると後光のように見えるという、とても素晴らしい造りでした。
まとめ
平泉は観光バスも充実していますが、とても回りやすい観光地なので、散歩がてら、またレンタサイクルでのんびり回るのも楽しめると思います。
中尊寺は途中登りが少々きついので、履き慣れたスニーカーで余裕を持って参拝されることをオススメします。
時間に余裕があれば、高館義経堂、柳之御所遺跡、少し足を伸ばして達谷窟、厳美渓などの観光もオススメです。
※現在の営業状況や運行状況は要確認。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
次回につづく…
コメント