こんにちは、rueです。
今回は、世界遺産検定1級対策、日本の遺産【平泉】についてわかりやすく解説していきます。
それでは一緒に学んでいきましょう。
青文字は特に覚えておきたい必須ポイントです。
平泉 ー仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群ー
登録 2011年 登録基準 (Ⅱ)(Ⅵ)
藤原清衡をはじめ奥州藤原氏3代によって生み出された景観で、5つの資産で構成されています。
浄土思想における仏国土(浄土)を空間的に表現しています。
中尊寺
藤原清衡が建立した寺院で、「供養願文」には現世の仏国土(浄土)を築こうとした清衡の強い願いが記されています。
金色堂
1124年、清衡が建立した阿弥陀堂で、国内最古の阿弥陀堂建築方三間*が有名です。
※正方形の一辺に柱が4本あり、柱の間が3つある
毛越寺
2代基衡が造営した寺院で、日本で唯一かつ最大の遣水が有名です。
観自在王院跡
2代基衡の妻によって建立された寺院で、毛越寺とは隣接しています。
金鶏山と一体となった景観により、阿弥陀如来の極楽浄土を表現しています。
無量光院跡
3代秀衡が建立した寺院で、阿弥陀堂は宇治の平等院阿弥陀堂をモデルとしています。
金鶏山山頂に夕日が落ちると建物全体が後光によって光り輝くような、現世における西方極楽浄土を表現しています。
金鶏山
平泉中心部の西に位置する小丘で、各寺院の仏国土(浄土)を空間的に表現する際に重要な役割を担っていました。
※出典 世界遺産検定1級公式テキスト すべてがわかる世界遺産大辞典<上>
まとめ
京都に比肩する最先端都市として発展していた平泉は、清衡らが死後に成仏したいという強い願いを今に伝えるとともに、江戸時代以降は松尾芭蕉をはじめ、多くの俳人がこの地を訪れています。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
次回につづく…
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