こんにちは、rueです。
今回は、世界遺産検定1級対策、世界で最初に登録された遺産についてわかりやすく解説していきます。
それでは一緒に学んでいきましょう。
青文字は特に覚えておきたい必須ポイントです。
1978年、最初に登録された遺産
こちらの12件は基礎知識と並んで、必須項目です。
イエローストーン国立公園(アメリカ) | (Ⅶ)(Ⅷ)(Ⅸ)(Ⅹ) |
メサ・ヴェルデ国立公園(アメリカ) | (Ⅲ) |
ランス・オー・メドー国立歴史公園(カナダ) | (Ⅵ) |
ナハニ国立公園(カナダ) | (Ⅶ)(Ⅷ) |
ガラパゴス諸島(エクアドル) | (Ⅶ)(Ⅷ)(Ⅸ)(Ⅹ) |
キトの市街(エクアドル) | (Ⅱ)(Ⅳ) |
クラクフの歴史地区(ポーランド) | (Ⅳ) |
ヴィエリチカとボフニャの王立岩塩坑(ポーランド) | (Ⅳ) |
シミエン国立公園(エチオピア) | (Ⅶ)(Ⅹ) |
ラリベラの岩の聖堂群(エチオピア) | (Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅲ) |
アーヘンの大聖堂(ドイツ) | (Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅳ)(Ⅵ) |
ゴレ島(セネガル) | (Ⅵ) |
イエローストーン国立公園
1872年に世界初の国立公園に指定され、その100年後に世界遺産条約が採択されました。
イエローストーン川は、ワイオミング山地の源流からイエローストーン湖を経由してロワー滝へと流れています。
ウィルダネス(手つかずの自然)という概念があり、特にオールド・フェイスフル間欠泉が有名です。
メサ・ヴェルデ国立公園
アナサジ族が築いた住居群の跡で、最大のクリフ・パレスは200人〜250人が住んでいたそうです。
全体は4層構造で220の部屋とキヴァと呼ばれる23の円形地下礼拝所があります。
メサ・ヴェルデとは「緑の大地」を意味し、マツなどの常緑樹に覆われています。
ランス・オー・メドー国立歴史公園
1000年頃に、北欧から渡来してきたヴァイキングの集落地です。
伝承文学「サガ」の記述をもとに調査を行い、ノルウェーの様式と一致する8つの建造物や青銅器、鉄器などが発見されました。
ナハニ国立公園
カナディアンロッキー北西にある国立公園で、落差100メートルのヴァージニア滝が有名です。
ツンドラ地帯でありながら気候は穏やかで、野生のハッカやシオンなどの植物が自生しています。
ガラパゴス諸島
チャールズ・ダーウィンの「種の起源」で有名なガラパゴス諸島は、ゾウガメやフィンチ、ハイブリッドイグアナなどが生息しています。
密猟や乱獲、外来種による生態系の破壊、観光などが問題視されています。
キトの市街
先住民キトス族が築いた街で、インカ第2の都市として栄えました。
大聖堂やサン・フランシスコ修道院などが有名です。
クラクフの歴史地区
ワルシャワ遷都までの600年間首都として栄えました。
ヴァヴェルの丘に立つヴァヴェル城や中央ヨーロッパで2番目に古い、コペルニクスも学んだというヤギェウォ大学が有名です。
ヴィエリチカとボフニャの王立岩塩坑
ポーランド王カジミエシュ2世が築いた後、ハプスブルク家領になったヴィエリチカには、聖キンガの礼拝堂や療養所があり、壁面には「最後の晩餐」のレリーフなどもあります。
当時、岩塩は「白い金」と呼ばれ、王国の財源の3分の1を占めるほどでした。
シミエン国立公園
「アフリカの天井」といわれるシミエン山地には、ワリアアイベックスやゲラダヒヒなどが生息しています。
ゲラダヒヒはキリストの使いとして珍重されています。
ラリベラの岩の聖堂群
ザグウェ朝の7代国王ラリベラが「第2のエルサレム」にしようと建てたキリスト教聖堂群で、岩を掘り下げて造られています。
アクスム王国の建築様式などの影響を受けており、ゴルゴタ・ミカエル聖堂や特に11番目に造られた、柱を持たない十字架の箱のような造形のギョルギス聖堂が有名です。
アーヘンの大聖堂
カール大帝によって建てられた、カロリング・ルネサンスの象徴であり、聖堂は八角形の中心部を十六角形の周歩廊が取り囲む集中式の構造です。
16世紀まで30人の神聖ローマ帝国皇帝がこの大聖堂で載冠式を行いました。
ゴレ島
負の遺産であるゴレ島は、三角貿易(奴隷貿易)の拠点であり、奴隷の家やエストレ要塞などが残っています。
1815年に奴隷貿易が廃止になるまで続き、現在は奴隷の家が博物館として公開されています。
※出典 世界遺産検定1級公式テキスト 世界遺産大辞典<上><下>
まとめ
今回は世界で最初に登録された12件の遺産を、特に要点だけに絞って簡潔にまとめてみました。
検定直前に目を通すのにも最適です。
次回は、基礎知識の次にキーポイントとなる日本の遺産をそれぞれわかりやすく解説していきたいと思います。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
次回につづく…
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