こんにちは、rueです。
今回は、世界遺産検定1級対策、日本の遺産【日光の社寺】についてわかりやすく解説していきます。
それでは一緒に学んでいきましょう。
青文字は特に覚えておきたい必須ポイントです。
日光の社寺
登録 1999年 登録基準 (Ⅰ)(Ⅳ)(Ⅵ)
勝道上人(しょうどうしょうにん)が日光山を開山して以降、二社一寺に属する103棟が登録され、徳川家康の墓所なども現存します。
神仏習合の思想や偉人を神としてまつる人物神など、様々な信仰形態がみられます。
東照宮
1616年に建てられた徳川家康の霊廟で、権現造*の完成形とされています。
※本殿と拝殿の間を石の間で結ぶ東照宮本殿に見られる様式で、本殿の床を拝殿より高くする造りになっています。
二荒山神社
二荒山大神と総称される大己貴命(おおなむちのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)を祭神としています。
23棟が重要文化財に指定されています。
輪王寺
勝道上人が建てた寺院で、「仏や菩薩が神に姿を変えて現れる」とする神仏習合の基本理念「本地垂迹説(ほんじすいじゃくせつ)」が有名です。
輪王寺大猷院では、石の間を「相の間」といい、拝殿と相の間の高さは同じです。
陽明門
東照宮を代表する建造物で「逆柱*」が有名です。
1654年には「檜皮葺」から「銅瓦葺」に改めるという先進的な防火技術が施されました。
※逆柱は完成と同時に崩壊がはじまるということで、わざと未完にし災いを避ける意味で作られました。
八棟造
二荒山神社、本社本殿に取り入れられている建築様式で、後の権現造の原型となりました。
※出典 世界遺産検定1級公式テキスト すべてがわかる世界遺産大辞典<上>
まとめ
神格化された自然環境を背景に、その前面の傾斜面に社殿を位置する配置は、神社における代表的な景観であり、二社一寺に残る建造物はそれぞれ高い芸術性を持ちます。
神厩舎(しんきゅうしゃ)にある三猿や左甚五郎の作品である平和の象徴、眠り猫も有名です。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
次回につづく…
世界遺産検定1級対策#11【シリアルノミネーション・サイト/トランスバウンダリー・サイト】🌏
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